大阪府庁の合格できる論文試験対策!過去問・出題傾向・テーマをまとめ

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この記事で知れること
  • 大阪府庁の論文試験の概要
  • 大阪府庁の論文試験の出題テーマ
  • 大阪府庁の論文試験過去問

大阪府の論文試験の概要や過去問についてまとめています。

過去問から出題傾向を把握することが一番大事なので、この記事を読んでしっかりと対策しましょう。

大阪府庁:論文試験の概要

受験者の多い上級試験の概要です。

大阪府の論文試験の概要
  • 試験時間:60分
  • 文字数:不明

文字数は不明ですが、おそらく一般的な他の自治体の試験と同様に1,000文字程度だと思われます。

人が一時間でかける文章は1,000字程度。

私の場合、早く書いて50分で1,300字程度書けます。

このことを考えると、大阪府庁の論文試験は標準的な試験であると言えます。

これ以外の概要はホームページをご覧ください。

大阪府のホームページはこちら

大阪府庁:論文試験の過去問例

大阪府庁に限らず論文試験は過去問をみて、出題傾向を把握することが大事。

出題されるテーマをある程度絞りこむことができるからですね。

ただ、古過ぎる過去問を見ても意味があまりありません。

ここでは大阪府庁の近年の過去問を紹介します。

大阪府庁の論文:直近の出題傾向

大阪府の論文試験で過去に出題されたテーマは以下の通りです。

年度テーマ
2022ワークライフバランス
2021フレイル予防
2020文化芸術の振興
2019社会資本の整備
2018社会保障制度
2017農業
2016人口減少
2015スポーツ
2014ワーキングプア
2013コンパクトシティ

見てみると、あまり特殊なテーマは見られません。

基本的なテーマを準備しておきましょう。

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大阪府庁の論文:直近3年の出題例

大阪府の論文試験の直近3年の過去問は以下の通り。

古すぎる過去問を見ても参考にならないので、3年分ぐらい把握してればOKです。

大阪府の論文試験は、一般的な社会課題に対する出題となっています。

時事的な内容も含まれるので、幅広く社会課題に関する情報を集めておきましょう。

【2022年】

令和2年度の我が国における育児休業取得率は、女性81.6%、男性12.65%となっており、男性の取得率は上昇傾向にあるものの女性に比べ低い水準となっている。こうしたなか、男性の育児休業取得をこれまで以上に促進するとともに、職場全体の雇用環境整備を進めるため、令和3年に育児・介護休業法が改正された。この改正により、子の出生直後の時期における柔軟な育児休業の枠組みとして、出生時育児休業(産後パパ育休)が創設されるとともに、事業主に対しては、本人または配偶者の妊娠・出産の申し出をした労働者に対し、育児休業制度に関する周知と休業取得の意向確認を個別に行うことなどが義務づけられた。そこで、次の(1)、(2)の問いに答えなさい。

(1)男性の育児休業取得率が女性と比べて低い背景に触れつつ、男性の育児休業取得を促進することの意義について、あなたの考えを述べなさい。

(2)男女がともに希望に応じて仕事と子育てを両立できる社会の実現に向け、どのような取組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。

【2021年】

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、国民一人一人が「新しい生活様式」を実践し、中長期に渡って感染症対策と向き合うことが求められている。一方で、感染を恐れて、外出を控えることにより生じる運動不足やストレスが、健康に及ぼす影響が危惧されている。特に高齢者については、「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、フレイル(※)が進むことが懸念されている。このことについて、次の(1)、(2)の問いに答えなさい。

※フレイル:加齢に伴い、心身の活力が低下し、生活機能障害や要介護状態などの危険性が高くなった状態

(1)高齢者のフレイル予防の必要性について、あなたの考えを述べなさい。

(2)(1)を踏まえ高齢者のフレイルを予防していくためには、高齢者自身やその家族等も含め、社会全体としてどのような取組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。

【2020年】

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、舞台公演や美術展など多くのイベントが中止や延期となったほか、人や物の動きの停滞は、経済のみならず文化芸術に大きな影響を与えた。音楽や演劇、美術をはじめアニメーションやコンピュータ等を利用したメディア芸術、我が国古来の伝統芸能など文化芸術には様々なものがあり、文化芸術は、人々の心を癒し、明日への希望を与えるなど、心豊かな社会の形成にとって重要な役割をはたすものである。

(問1)文化芸術が人々の生活や社会に与える効用について、あなたの考えを述べなさい。

(問2)文化芸術の魅力をいかし、より活力ある社会を創出するため、文化芸術の振興に向けてどのような取組みが必要か、あなたの考えを述べなさい。

大阪府庁の論文:直近3年の出題例(高卒程度・社会人など)

大卒区分以外の過去問についても直近3年分を掲載しておきます。

高卒程度

【2022年】

これまでの学校生活等の中で、努力しなければ達成できない目標に向かって、あなたが積極的に取り組んだことと、その取組みを行った理由を、具体的に述べなさい。また、その経験を通してあなたが学んだことを述べなさい。

【2021年】

あなたが目標に向かって取り組んだ経験について、その目標を立てた理由と取り組んだ内容、また、その取組みを通して学んだことを具体的に述べてください。

【2020年】

これまでの学校生活や地域活動などで、周囲の人と協力して一緒に取り組んだ経験について、あなたが担った役割とその取組みを通して学んだことを具体的に述べてください。

社会人等26~34

【2022年】

我が国では、従来、ひきこもり(※)は若年層の問題として捉えられていたが、平成31年3月に内閣府が発表した調査によると、ひきこもり状態にある満40歳から満64歳の推計数は、全国で約61万3千人にのぼり、ひきこもりの期間が7年以上の者がその半数近くに及ぶことが明らかとなった。これにより、ひきこもり状態にある中高年の子どもとその生活を支える高齢の親の世帯が、経済的な困窮や社会的孤立に至る、いわゆる「8050問題」がクローズアップされるようになった。

※「ひきこもり」とは、様々な要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す。

そこで、次の(1)、(2)の問いに答えなさい。


(1) 「8050問題」が生じている社会的背景について、具体的に述べなさい。
(2) 「8050問題」を解決するために必要な取組みについて、具体的に述べなさい。

【2021年】

デジタル化の急速な進展やグローバルな産業構造の変化に加え、人生100年時代を迎えつつある現在、ライフステージの各段階において活躍し続けるためには、知識やスキルを常にアップデートするとともに、個人が自らの問題意識で学び、働くことを通じて主体的にキャリアを構築していく必要があると考えられている。

そこで、次の(1)(2)の問いに答えなさい。

(1)知識やスキルのアップデートや主体的なキャリア構築が求められる社会的背景を具体的に述べなさい。
(2)知識やスキルのアップデートや主体的なキャリア構築を進めていくために必要な取組みについて、あなたの考えを具体的に述べなさい。

【2020年】

1990年代以降、日本に在留する外国人数は大幅に増加し、令和元年末には過去最高の293万人に達した。日本の全人口に占める外国人人口の割合は2.1%に高まり、その国籍も多様化している。平成31年の出入国管理及び難民認定法の改正による新たな在留資格の創設をふまえ、今後、外国人との共生社会の実現に向けた更なる環境の整備が求められている。

そこで、次の(1)から(3)の問いに答えなさい。

(1)在留外国人が増加する背景や要因について述べなさい。
(2)外国人との共生社会の実現に向けた課題について、幅広い観点から述べなさい。
(3)(2)であげた課題の解決に必要な取組みについて、あなたの考えを具体的に述べなさい。

論文試験は出題傾向を把握してればOK

大阪府の論文試験は過去問を見る限りそこまで難しくはありません。

出題傾向を把握し、基本的な知識を覚えていれば合格答案は書けます。

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